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Canvaのデータはそのまま印刷できる?解像度・背景透過の正しい設定方法と注意点

DPI設定がないCanvaでも大丈夫!きれいに印刷できるデータの作り方

近年、ブラウザ上で直感的にデザインができる「Canva」は、企業のノベルティ制作やマーケティング担当者の間でも広く活用されています。社内イベントやプロモーション用に、Canvaを使ってタンブラーや水筒などのオリジナルグッズを制作したいという要望も増えてきました。
しかし、PCの画面上では綺麗に見えていても、印刷会社に入稿して仕上がった製品を見ると「文字やロゴがぼやけている」「イメージと違う」というトラブルが起きるケースがあります。
このような印刷トラブルが起きる原因の多くは、データの「解像度」と「背景透過」の設定にあります。本記事では、Canvaで作成したデザインを綺麗な印刷用データとして出力するための基本知識と、具体的な設定手順を解説します。

結論:Canvaのデータも設定次第で綺麗に印刷可能!

結論:Canvaのデータも設定次第で綺麗に印刷可能!

結論からお伝えすると、Canvaで作成したデータであっても、適切なポイントを押さえて書き出せば、オリジナルグッズへの高画質な印刷は十分に可能です。
画面表示と印刷の仕上がりにズレが生じるのは、Web用データと印刷用データで求められる基準が異なるためです。特に、タンブラーや水筒などの曲面に印刷するグッズや、細かいロゴを表現するノベルティ制作では、解像度の不足や背景の透過漏れが仕上がりに大きく影響します。
まずは、画質を決定づける仕組みを理解し、入稿データのクオリティを高める基本を押さえましょう。

Canvaで印刷画質を決める「解像度(DPI)」と「ピクセル」の基本

Canvaで印刷画質を決める「解像度(DPI)」と「ピクセル」の基本

印刷物の鮮明さを左右する最も重要な要素が「解像度」です。Canvaでデザインを始める前に、解像度とピクセルの関係を知っておく必要があります。

Canvaには直接の「DPI設定」がない?
解像度とは、画像がどれくらい細かく表示・印刷できるかを示す数値です。単位には「DPI(Dots Per Inch)」が使われます。DPIは、1インチ(約2.54センチメートル)のなかに、どれだけのドット(点)が詰まっているかを表す指標です。この数値が大きいほど画像は精密になり、小さいと印刷したときにぼやけたり、輪郭がギザギザになったりします。
PhotoshopやIllustratorなどの専門的なデザインソフトでは、新規作成時に「300dpi」のように数値を直接指定できます。しかし、Canvaには作成画面にDPIを直接設定する項目がありません。Canvaは専門知識がなくても扱えるよう設計されているため、DPIの数値を直接入力するのではなく、別の方法で解像度を調整する仕組みになっています。

画質を左右するのは「実寸サイズ(mm)」と「ピクセル数」
Canvaにおける解像度は、「デザインの実寸サイズ」と「ピクセル数(画素数)」の組み合わせによって自動的に決まります。
たとえば、最終的な仕上がりサイズが「10cm × 10cm」のデザインがあるとします。このとき、データのピクセル数が「1200px × 1200px」あれば、計算上は約300dpiとなり、印刷に適した十分な画質が確保できます。
一方、同じ「10cm × 10cm」の仕上がりサイズであっても、データが「400px × 400px」しか残っていない場合は、計算上は約100dpiまで画質が落ちてしまいます。この状態で印刷すると、粗さが目立つ仕上がりになってしまいます。
重要なのは、最終的に印刷したい物理的なサイズ(mmやcm)に対して、十分な情報量(ピクセル数)を持ったデータを用意することです。この関係性を理解しておけば、Canvaでも粗いデータの作成を防ぎ、高品質な入稿データが作れます。


【一目でわかる】印刷サイズ別の推奨ピクセル数・早見表
印刷時に推奨される一般的な解像度は「300dpi~350dpi」です。Canvaで新規デザインを作成する際、どのくらいのピクセル数が必要になるか、以下の早見表を参考にしてください。

  • 50mm × 50mm(5cm)
    • 推奨ピクセル数(300dpi):591px × 591px
    • 主な用途:小型ロゴ、ワンポイント印刷
  • 100mm × 100mm(10cm)
    • 推奨ピクセル数(300dpi):1181px × 1181px
    • 主な用途:コースター、タンブラーの正面
  • A4サイズ(210mm × 297mm)
    • 推奨ピクセル数(300dpi):2480px × 3508px
    • 主な用途:クリアファイル、全面プリント

Canvaで新しくデザインシートを立ち上げる際は、単位を「ピクセル」ではなく「mm」や「cm」に設定し、実際の仕上がり寸法を入力するのがおすすめです。
また、実寸サイズよりも少し大きめの寸法(1.5倍程度)でデザインを作成しておくと、出力時の画質が安定しやすくなります。大きなデータを縮小して印刷しても画質は劣化しにくいですが、小さなデータを無理に拡大すると確実に画質が粗くなるためです。

なぜ必要?印刷入稿における「背景透過」の重要性

なぜ必要?印刷入稿における「背景透過」の重要性

背景を透過しないとどうなる?(白フチ・四角い背景のトラブル)
背景透過とは、画像の背景部分を透明にする処理のことです。背景が透明になっていれば、デザインをグッズの素材に重ねたとき、イラストやロゴの文字だけをきれいに配置できます。
もし背景透過の処理を行っていないデータを入稿した場合、本来は印刷したくない「白い背景」や「四角い枠」まで一緒に印刷されてしまいます。たとえば、本体色が黒やステンレスのタンブラーに透過していないロゴを印刷すると、ロゴの周りにロゴの周りに白い四角い背景が残ってしまい、素材の質感を活かした美しい仕上がりが損なわれます。

背景透過ができるのは「PNG形式」だけ
背景を透明に保ったままデータを保存できるファイル形式は限られています。一般的に広く使われている「JPEG(JPG)形式」は、仕様上、背景を透明にすることができません。背景を透明のまま保存しようとしても、自動的に白色の背景で塗りつぶされてしまいます。
そのため、入稿用として背景を透過したデータを作成する場合は、必ず「PNG形式」を選択してダウンロードする必要があります。

Canvaで印刷用データ(高解像度・背景透過)を書き出す5ステップ

ここからは、Canvaを使って高解像度かつ背景透過されたPNG形式のデータを書き出す、具体的な作業手順を解説します。

ステップ1:単位を「mm/cm」にして新規デザインを作成

ステップ1:単位を「mm/cm」にして新規デザインを作成

まずCanvaにログインし、ホーム画面右上にある「デザインを作成」ボタン、または「+」ボタンをクリックします。メニューの下部に表示される「カスタムサイズ」を選択してください。
ここで最も重要なのが「単位の変更」です。初期設定の「px(ピクセル)」から「mm」または「cm」に変更します。その後、作成したいグッズの印刷範囲、または仕上がりサイズを入力します。前述の通り、実寸の1.5倍程度の大きめの数値で設定しておくと、縮小時の劣化を防ぎやすくなります。

ステップ2:文字や線の太さに注意してデザインする

ステップ2:文字や線の太さに注意してデザインする

キャンバスが開いたら、自由にロゴの配置やテキストの入力を行ってください。
デザイン時の注意点として、PCの画面を拡大して作業していると、細部まで見えているため安心しがちです。しかし、実際のサイズに縮小されて印刷されると、極端に細い線や小さな文字は擦れて見えなくなったり、潰れてしまったりすることがあります。特にタンブラーへのシルク印刷などでは、一定以上の線の太さが求められます。適度に余白を残し、視認性の高いデザインを意識してください。

ステップ3:ファイル種類で「PNG」を選択

ステップ3:ファイル種類で「PNG」を選択

デザインが完成したら、右上の「共有」ボタンをクリックし、メニューから「ダウンロード」を選択します。
「ファイルの種類」という項目が表示されるので、プルダウンメニューから必ず「PNG」を選択してください。元のピクセル数が「1000px × 1000px」であれば、スライダーを「2」にすることで。

ステップ4:「背景透過」にチェックを入れる(Canva Pro限定機能)

ステップ4:「背景透過」にチェックを入れる(Canva Pro限定機能)

ファイルの種類を「PNG」にすると、その下にオプション項目が表示されます。「背景透過」というチェックボックスがありますので、ここに必ずチェックを入れてください。
なお、この背景透過機能は有料プランである「Canva Pro」の限定機能です。無料プランのユーザーが背景を透明にしたい場合は、Canva Proの無料トライアルを利用するか、外部の透過処理ツールの併用を検討する必要があります。ただし、外部ツールを使用すると、境界線の画質が劣化したり、ロゴの細かい隙間が透過されなかったりするリスクがある点に注意してください。

ステップ5:サイズ倍率を上げてダウンロードを実行

Canva Proを使用している場合、ダウンロード画面に「サイズ」というスライダーが表示されます。このスライダーを右に動かすことで、元のデザインの縦横比を完全に維持したまま、出力されるピクセル数を2倍、3倍へと拡大できます。
例えば、元のキャンバスサイズから自動計算されたピクセル数が「1000px × 1000px」だった場合、スライダーを「2」に設定すれば「2000px × 2000px」の高解像度データとして保存されます。これにより、印刷に耐えうる十分な情報量を持ったPNGデータが完成します。設定を確認後、「ダウンロード」ボタンを押してPCに保存してください。

データ入稿前にチェックしたい!印刷トラブルを防ぐ3つの盲点

データ入稿前にチェックしたい!印刷トラブルを防ぐ3つの盲点

データを印刷会社へ送る前に、以下の3つのポイントが正しく設定されているか最終確認を行いましょう。

1.PCで画像のピクセル数を確認する(Windows/Mac)
書き出したPNG画像が、印刷に必要なピクセル数を満たしているかパソコン上で確認します。
・Windowsの場合: 画像ファイルを右クリックして「プロパティ」を開き、「詳細」タブを選択します。「イメージ」欄にある「幅」と「高さ」のピクセル数(px)を確認してください。
・Macの場合: 画像ファイルを選択した状態で「command(⌘) + I」を押すか、右クリックして「情報を見る」を選択します。「詳細情報」欄にある「大きさ」の数値を確認してください。
実際の印刷サイズに対し、必要なピクセル数が確保されているか、前述の早見表と照らし合わせます。

2.背景が「市松模様(チェック柄)」になっているか
画像を開いたとき、あるいはデスクトップ上のプレビューで、ロゴ以外の背景部分が「グレーと白のチェック柄(市松模様)」に見えるか確認してください。この模様が表示されていれば、背景透過が正常に成功している証拠です。もし背景が真っ白のまま表示されている場合は、JPEG形式で保存されているか、透過チェックが漏れている可能性があります。

3.【重要】印刷すると色が変わる?「RGB」と「CMYK」の違い
Webデザインと印刷物では、表現できる「色の仕組み」が根本的に異なります。
・RGB: パソコンやスマートフォンの画面が表現する光の3原色。
・CMYK: 印刷機のインク(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)が表現する色の4原色。

Canvaの編集画面や出力されるPNGデータは、基本的に「RGB」で作られています。しかし、実際の印刷機は「CMYK」のインクで印刷を行います。RGBに比べてCMYKは表現できる鮮やかな色の範囲が狭いため、ネオンカラーや非常に鮮やかな青・緑などは、印刷すると少し「くすんだ色味」に落ち着く傾向があります。
画面で見ている色と、実際のインクの仕上がりとの間には、多少の差異が生じる特性があることを、あらかじめ認識しておくとトラブルを防げます。

Canvaデータのオリジナルグッズ印刷・入稿は「カプセルボックス」にお任せください

Canvaデータのオリジナルグッズ印刷・入稿は「カプセルボックス」にお任せください

ノベルティ用のタンブラーや水筒、記念品用のグッズ制作をお考えなら、オリジナル印刷の専門サイト「カプセルボックス」にお任せください。

データに不安があっても安心!専任スタッフによる丁寧なサポート
「自分でCanvaを使ってデータを作ってみたけれど、解像度が本当に足りているか不安」「自社のロゴが綺麗に背景透過されているか見てほしい」といった場合でも、心配する必要はありません。
カプセルボックスでは、お客様ごとに専任のサポートスタッフが担当いたします。入稿いただいたデザインデータを事前にしっかりと確認し、印刷に適した状態かどうか、不明点や不安な箇所を丁寧にバックアップします。データ作成に慣れていない企業の担当者様でも、スムーズにノベルティ制作を進めることが可能です。

タンブラーや水筒など、高品質なオリジナルグッズ制作
カプセルボックスでは、ビジネスシーンやイベントで喜ばれるタンブラーや水筒をはじめ、多種多様な高品質ノベルティを取り揃えています。
確かな印刷技術をベースに、お客様がCanvaで込めたこだわりを、そのまま美しい製品へと仕上げます。大ロットの注文から小ロットの相談まで、デザインデータの相談と合わせて、まずはお気軽にお問い合わせください。お客様の想いを形にする素敵なオリジナルグッズを、一緒に作り上げていきましょう。

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息子の所属する部活の引退記念品にサーモスの水筒へプリントをお願いしました。
デザインデータの事など、細かな事にもご相談に乗って頂き、大変助かりました。

お気に入りの写真でマイバッグ等の
グッズを作成してくれます。マイバッグで作ってもらいましたが、質感よく、プリントも綺麗です。

迅速なやりとり、希望通りのデザインを、ありがとうございました!